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横浜・山手の住宅

横浜・山手の住宅

横浜・山手の高台に建つ、ご夫婦と子ども二人のための住宅。敷地は南西方向に向かって緩やかに下る斜面で、二階リビングからは横浜港が望める恵まれた立地でした。 設計の起点は、敷地の高低差をそのまま建築の体験として活かすこと。一階の主寝室・水回りは敷地の最も低い位置に配置し、半地下のような落ち着いた空気を持たせ、リビング・ダイニングは二階に持ち上げて眺望と日射を確保しました。 構造は木造軸組工法。神奈川県西部・足柄産の杉を主構造材として使用し、湿度の高い湾岸エリアでも長期にわたって安定する木材を選定しました。床は栗の無垢、外壁は左官仕上げの掻き落とし、窓は木製サッシをカスタムで製作。仕上げの質を、横浜の地場の職人さんと一緒に丁寧に高めていきました。 竣工後、施主のお子さんが「家のなかに散歩道がある」と表現してくれたのが嬉しい一言でした。建築は、住む人にとって自分の生活の地形そのものになる——そういう仕事ができたと思います。